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「ピグマキッズくらぶ」 なんでも質問箱

−No.3− さぴあ2000年6月号に掲載

父母用指導書の上手な活用法は?
 ピグマには父母用の指導書が添付してありますが、理解の深め方や子どもへの対応法、指導法が細かく書いてあります。やはり、親は子どもにやらせる前に、一通り指導書に目を通しておいた方が良いのでしょうか。指導書の効果的な利用のしかたについてアドバイスをお願いします。


問題のねらい、ポイントを押さえて、基本概念を理解し、
先につながる効果的な学習を

 サピックスの授業では、生徒が悩んでいる時、問題の意味がわからなかったり、どのように答えてよいのかわからないときには、教師がヒントを与え、正解へと導いていきます。一方、ピグマでは、お母様方やお父様方に教師の役割をしていただくことになります。答え合わせのときや、お子様に適当なヒントを与えるにはどうすればよいのか、どう正解に導いてあげればよいのかなど、困ったときだけではなく、ぜひ父母用指導書に一度一通り目を通して学習のねらいなどを確認した上で、その月の学習を進めるようにしてください。そうすれば、お母様方自身が迷いがなく自信をもってお子様の指導にあたることができると思います。

 他の通信教材の指導書とは違い、ピグマの指導書には、問題を解いていく手順や設問の意味や目的が、懇切丁寧に詳しく書いてあります。お子様がつまずいている場合、なぜ、指導書のような答えになるのか、どのような考え方、問題の処理の仕方をしていけば、そのような答えになるのか、指導書を参考にして、基本をしっかり理解させておくことが、先につながる学習としてとても大切なことです。
 特に、ピグマの場合、問題文を読まずに答えられるような単純なパターン問題がほとんどありませんので、問題ごとに、設問をきちんと読んで問題の意味を正確に理解し、設問の条件に合った答え方をしていかなけばなりません。


 テキストには、例題がついていますから、お子様一人でも問題をきちんと読んで取り組めば、理解できるように配慮されていますが、お子様が、不注意により条件を見落としたり、早とちりをしたりして、問題に取り組む場合がありますので、その場合には素早く軌道修正していかなければなりません。そういった意味でもお母様方のフォローが適時必要となりますので、指導書を熟読され、無駄のない効果的な学習をしていただきたいと思います。
 ただ「これをやりなさい」と言って、お子様にテキストを渡し、お子様が思うように進められないと、「できなかったの」と言うだけでは、よい指導はできません。まず親御さんが指導書をよく読んで、お子様の学習内容や難易度をよく把握してからアドバイスをしてあげることが大切です。また、お子様と一緒に親も勉強していくんだという姿勢で取り組まれると良いのではないでしょうか。
 親御さんが学習内容をよく理解していると、お子様のつまずいている点やお子様の弱点(問題の読みが足りない・注意力が足りない等)が、より一層はっきりと見えてきますので、今後の指導にも役立てることができます。
 父母用指導書の最初のねらいには、ページごとのチェック項目がありますから、お子様の学習進度をチェックしながら計画的に学習を進めていきましょう。

 ピグマは、特定の教科書に準拠して編集されていませんので、学校ではまだ習っていない単元が入ってくることがありますが、父母用指導書の解説を読み、ピグマのカリキュラムに沿って学習を進めていくと、自然と学校の予習ともなり学校の学習と両立することができるという利点があります。
 大切なのは、あくまでもお子様のやる気や学習に対する興味です。お子様のそういった部分を育みながらお子様一人ひとりに合ったアドバイスをしてあげてください。
 進み具合が遅く、なかなか理解できないお子様の場合は、チャレンジマーク以外の基本問題をピックアップして、解説しながら指導すると良いでしょう。指導書には、学習のポイントや解き方が単元ごとに詳しく書いてありますから、お子様に合ったヒントを与えるための参考にしてください。
 理解度も早く、物足りなさを感じているようなお子様には、父母用指導書の中の『やってみよう』のコーナーの発展問題にトライさせてください。この『やってみよう』は、お子様の理解度や関心・欲求に応じた指導ができ、より一層高いレベルへ引き上げることができ、理解が深まると、ご父母の皆様からたいへん好評をいただいております。答えのところを紙で隠して、お子様にやらせていらっしゃる方も多いようです。まだ、やったことがないようでしたら、ぜひ、お子様に挑戦させてみてください。

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 算数では、さらに、参考問題として、テキストの内容に関連した中学入試問題を掲載しています。その月に取り上げたテキストの問題が、実際の中学入試の問題にどのようにリンクし、発展していくのかが、わかるようになっていますので、なぜこのような問題がテキストで取り上げられているのかということがより鮮明に理解できるのではないかと思います。「この1年の問題が後でこう発展するのか…なんて感激しながら見ています」というお母様方の声もいただいています。中学入試問題の中には、知識はそれほどなくても、ある程度の思考力があれば、低学年のお子様でも十分に解けるものがありますので、この参考問題にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
 他の通信教材では、国語の自由作文などで、「略」というようなお子様にとってはなはだ不親切な解答となっている場合がほとんどのようですが、ピグマでは必ず解答例を載せていますので、作文が苦手なお子様にとって大いに参考にしていただけるのではと思いますし、お母様方にとっても具体的な解答例をお子様に提示できるので指導がしやすいことと思います。

 また、得意なお子様も自分の解答と比べて、異なる表現を発見したり、こんなふうにも考えることができるのかと発想を広げるのに役立つのではないでしょうか。
 また、ブック・ガイドのコーナーでは、お子様にぜひ読んでほしい面白い本を毎月6冊ずつ紹介してあります。「ブック・ガイドを参考に図書館に行き本を借りています。子供自身がおもしろかった本の作者を覚えていて自分で探して借りられるようになりました。」といったお便りもいくつかいただいてますが、このようにお子様自身が自分から本をすすんで読むようになるとすばらしいですね。
 サピックスでは、「思考力と記述力の養成」に、特に力を入れていますが、その指導方針はピグマでも変わりありません。低学年のうちから無理に知識を覚えさせるような学習法では、思考力や記述力は育ちません。楽しくゲーム感覚で知らずしらずのうちに、高学年での学習につながるような基本的な概念や考え方を身につけるというのが理想的です。父母用指導書をぜひ上手に活用されて、お子様の学習意欲を引き出してあげてください。

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