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「ピグマキッズくらぶ」 なんでも質問箱

−No.16− さぴあ2001年5月号に掲載

添削問題のミスはやり直してから提出した方がいい?
 算数で、当てはまるものをすべて書き出すような問題、合計の数を答える問題などで、よくミスをしてしまいます。添削問題の場合、そのミスをやり直させてから提出した方がよいのでしょうか。それとも、そのまま提出した方がよいのでしょうか。


なるべくお子様のありのままの解答を。返送された答案はよく見直しましょう

 添削問題は、なるべくお子様がやったものをそのまま提出していただくのが望ましいと考えています。もちろん、お子様が学習内容を完全に理解できていて、その結果すべて正解したというのであれば、とてもすばらしいことです。しかし、理解が十分でないのに何度もやり直して、すべて正解という状態にしてこちらに届きますと、お子様の力がどの程度ついているのか、弱点がどこにあるのかがわからず、適切なアドバイスをすることができなくなってしまいます。 
 テストは100点でなければと思っている完全主義のお子様、×をつけられることを嫌がるお子様も多いと思います。しかし、ピグマの添削問題は、点数化して順位をつけることはありませんし、×をつけたりしてまちがいを一方的に厳しく指摘することもありません。サピックス通信教育部では、「それぞれのお子様にとって今月号より来月号、来月号より再来月号が良くなっていくように」という姿勢で添削を行っています。お子様から戻ってきた解答は、十人十色です。ですから、一人ひとりの解答に合わせたアドバイスを添えて返送しています。ですから、まちがいを恐れず、お子様なりに精いっぱい取り組んで出した答えをお送りいただきたいと思います。
 そして、何よりも大切なことは、返送されてきた答案をよく見直し、なぜまちがえたのか、その原因をはっきりさせることです。

そういう姿勢が、少しでもミスを少なくすることにつながるのです。このような学習方法は、高学年になって受験を意識した学習をするようになった時にとても重要になります。当然テストなども多くなりますが、テストのたびに点数だけを見て一喜一憂しているようではいけません。それよりも、どこで減点されたのかをよく見て、同じまちがいをくり返さないようにすることの方がずっと大切です。たとえ点数が悪くても、入試本番でなく今まちがえたことはラッキーだった、くらいの気持ちも必要です。ピグマシリーズの添削問題を毎月解くことを通して、そのような姿勢を早いうちから確立しましょう。
 また、当てはまるものをすべて書き出すような問題でミスが多いとのことですが、実はそのような力こそ、最近の中学入試で特に求められているものなのです。雑な問題の解き方をしていては、入試では絶対に通用しません。あてはまるものを見落とすことなく、すべて調べあげることができる緻密さがぜひとも必要です。低学年のうちは、あせって答えを出す必要はまったくありませんから、1つの問題にじっくり集中して取り組み、問題の条件を正確に読み取って、考えられるすべての場合をていねいに一つ一つ数えていくような学習態度を身につけていくことが大切です。