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「ピグマキッズくらぶ」 なんでも質問箱

−No.28− さぴあ2001年11月号

子どもに読ませる本はどのようにして選んであげたらいい?
 ピグマの父母用指導書には、「ブックガイド」のページが毎月ありますが、どんな本がどのような形で紹介されているのでしょうか。また、このページを利用して本を選ぶにはどうすればよいのでしょうか。読書をすることの効果についてもあわせて教えてください。


各学年のお子様の読書力に合わせた良書を毎月紹介。公共図書館も積極的に利用し、お子様がいろいろな本と出会えるようにしてあげましょう。

 ピグマシリーズのテキストには、毎月お子様がおもしろいと感じるような文章を掲載しています。しかし、1冊のテキストに載せることのできる文章の量は限られています。そこでピグマキッズくらぶでは、ぜひとも読書を通して、より奥の深い言葉の世界に触れていただきたいと考えています。
 しかし、お子様にどんな本を選んであげればよいかわからない、というお母さま方は多いことでしょう。そこで、お子様の本との出会いをサポートするために、ピグマでは父母用指導書の国語の部分に「ブックガイド」というコーナーを1ページ設けています。ここでは、各学年とも毎月6冊の本が紹介されており、それぞれの本について、作者名、出版社名、定価のほか、簡単な内容もわかるようになっています。
 大人にとっては、どの学年のお子様なら、どの程度のレベルの本まで読みこなせるのか、判断するのは難しいものです。また、同じ学年のお子様でも読書力には差がありますから、ブックガイドのページでは、それぞれの本のレベルを2段階に分けて示してあります。その学年相応の読書力のあるお子様が普通に読みこなせる本は「○年生の標準レベル」として、クローバーマーク1つで示し、その学年のお子様にとっては少し程度が高いものの、読書の好きなお子様なら十分に読めると思われる本は「○年生のチャレンジレベル」として、クローバーマーク2つで示しています。ですから、お子様の力に合わせて選んでいただきたいと思います。
 このページで紹介している本は、長年小学生の国語教育に携わってきた、ピグマシリーズ編集室の経験豊かなスタッフが厳選したものです。お子様の豊かな感受性を育てるという意味でも、ぜひ読んでもらいたいという本ばかりです。実際に「このページを利用して本を選んでいますが、どれも良いものばかりなので、すべて読ませたいと思っています」とのうれしいお便りもいただいています。
 ただ、紹介されている本の中には、書店では手に入りにくいものもあります。書店ではどうしても新刊や話題の本に目がいってしまい、名作として評価が確立しているような本当の意味での良書は、意外に見つけることが難しいものです。そこで、最寄りの公共の図書館もぜひ積極的に利用していただきたいと思います。ピグマキッズくらぶの会員の方から、「紹介されている本は、図書館で借りてすべて読んでいます」といった内容のお便りを何通かいただいております。図書館では、1人が借りられる本の冊数には限度がありますが、その枠を家族全員の分まで最大限に使いきって、1度に20冊以上もの本を借りているという方もいらっしゃるほどです。
 お子様にとって本を読むということは、未知の世界への挑戦でもあります。おもしろくてあっという間に読み終わってしまう本もあるでしょうが、時には難しかったりして、途中でつかえてしまうこともあるかもしれません。それでも投げ出さずに最後まで読み通せば、忍耐力が身につきますし、そのことが大きな自信にもなるものです。 
 また、知らない言葉が多く出てきて、辞書で意味を調べても、よく理解できないこともあるでしょう。ところが、その言葉が2度、3度と出てくると、どういう場面で使う言葉なのかが自然にわかるようになり、自分でも使えるようになるものです。つまり、語い力が養われるというわけです。また、知らず知らずのうちに漢字も覚えるのではないでしょうか。
 紹介されているのは、物語が中心ではありますが、それ以外にも、図書館などでお子様が興味をひかれた本があれば、どんどん読ませていただきたいと思います。ある分野の本をたくさん読んでいるうちに、その分野に対する関心が芽生えてくることもあるでしょう。そうなると、国語以外の科目の学習にも、良い影響をもたらすことが期待されます。このブックガイドのコーナーを通して、お子様がいろいろな本と出会い、自分の世界を広げることができたとしたら、とてもすばらしいことです。
 なお、本誌「さぴあ」にも、「Books」という本の紹介コーナーがあります。幼児向けの絵本、低学年向けから高学年向けまでの児童書、さらにご父母向けの教育書まで、幅広い本を毎月紹介していますので、ぜひこちらもご参照ください。

 

 

 

 

 

(−No.28− さぴあ2001年11月号掲載)