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言語の学習では、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの能力を、バランスよく伸ばすようにしなければなりません。勉強というものを堅苦しく考えると、どうしても「読む」「書く」の2つのことだけに偏ってしまいがちですが、低学年のうちは理屈よりも、なるべく多くの言葉に触れ、言語感覚を養うことの方が大切です。そういう意味では、机に向かっての勉強だけでなく、親子の会話、友だちとの会話など、生活の場面すべてが勉強だといえます。
外国語の学習でもそうですが、「この言葉はこういう意味」と丸暗記しても、応用がきかないということはよくあります。それよりも、この言葉はこういう時に、このように使うんだということを、実際の生活の中で身につけていくようにするべきなのです。そして、新しく覚えた言葉は、会話や作文などで、実際に使ってみるという姿勢も必要です。ですから辞典を選ぶにしても、意味を説明してあるだけのものよりは、なるべく多くの用例を収録してあるものを選ぶのが望ましいといえます。そのような辞典を活用して、意識的に語いを増やすよう心がけてください。
その点、ピグマシリーズの国語のテキストでは、毎回なぞなぞや早口言葉、クロスワードパズルといった言葉の遊びが豊富に取り入れられており、日本語の言語感覚を磨けるようになっています。また同義語・類義語や慣用句などを学習するページも設け、語いを増やすことができるように配慮しています。したがって、海外で受講する場合には、いろいろな生活の場面で、日本語に触れる機会が少ないというデメリットを補うことになるといえるでしょう。
海外で生活することは、お子様にとって非常に貴重な経験ともなる反面、言語を習得する上で非常に重要な時期に、日本語の能力を十分に伸ばせなくなってしまう恐れもあります。ある程度日本人の多い都市にお住まいの場合は、日本人学校や補習校、日本人社会でも、日本語に触れる機会があるでしょう。しかし、そうでない場合は、日本語を「聞く」「話す」経験が、どうしても不足することになってしまいます。
そこで強い味方になるのが、ピグマのテープ教材でしょう。このテープ教材には、毎月テキストに掲載されている物語文、説明文、詩がすべて収録されています。テキストを広げて勉強する時だけでなく、お子様が寝る前などにテープを流してあげて、親子で聞くようにするのもよいでしょう。特に1年生の場合は、隔月でテキストの中に「かみしばいはじまるよ」というページも設けています。これはテキストには文章が載っておらず、テープの朗読を聞いて、テキストに載っている絵を話の展開の順に並べ替えるというものです。耳からの日本語学習には大いに役立つことと思います。(※2002年4月号よりテープ教材はCD教材に変更になります。)
また、低学年のお子様なりの電話の応対の仕方や手紙の書き方などもテキストで取り上げています。海外にいるからこそ、国内にいるおじいさん、おばあさんや親せきなどに積極的に手紙を書いてみるのもよいと思います。このようにいろいろな工夫を凝らしていますので、海外での国語学習には、ぜひピグマを基本にすえてください。
(−No.29− さぴあ2001年11月号掲載)
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