|
まだ新学年が始まったばかりの4月には、「ピグマでの勉強は簡単」だと言うお子様も多くいます。夏休みを前にしたこの時期になると、ピグマでの学習内容も豊富になってきます。
その上、今年からは、内容を大幅に削減した新学習指導要領も施行されています。ピグマでは新指導要領に合わせて内容を削減することはしていませんので、学校の進度とピグマの進度のちがいも大きくなったと感じるお子様も、多少増えているのではないかと思われます。
市販されている小学生向けの教材のほとんどは、学校の教科書に準拠しています。中には1ページごとに、この内容は何年生の教科書のどの部分に書いてある、と明記しているものもあります。しかし、ピグマシリーズは、必ずしも学校の教科書に準拠しているわけではありません。新指導要領では習わなくなったり、上の学年に先送りされてしまったりした学習項目がピグマで出てくることもあります。
これは、先取りしようというねらいからそうしているのではなくて、学校での学習の進度にとらわれずに、お子様が頭脳を鍛えるために本当に役に立つ良い素材を収録しているからです。そこにピグマの大きな特長があります。自分の頭をフルに働かせて解決に至ることができた時の喜びをお子様に味わってもらいたいからこそ、ある程度手ごたえのある問題もテキストに取り入れているのです。
テキストの構成ですが、算数の場合、基本的に見開き2ページ単位で、その中では、同じような考え方を利用して解く問題を扱っています。まずわかりやすい例題があって、その後1番、2番、3番くらいまで問題が続いていますが、1番より2番、2番より3番の方が、問題の条件も複雑になり、解くためにはより高度な考え方が必要になります。1番は比較的素直に解ける問題が多いのに対し、2番や3番の問題は、より発展させたり、少し角度を変えた出題になっていることが多いのです。といっても、たとえば、1番を解くことによって2番を解くために必要な考え方が身につくので、自然に高度な問題も解いていけるようになっています。
また、パズル的な問題が非常に多いのですが、そのルールは、はじめに詳しく文章で説明されています。3、4年生ともなると、かなり複雑なルールの問題も出てきますが、そのような問題では、ピグマはかせやピコなどのキャラクターが適切なヒントや、注意すべき点などを示してくれています。また、問題の内容もイラストでわかりやすく視覚化されています。ですから、たとえ学校では習っていないことがピグマで出てきたとしても、それに対する抵抗感は少ないはずです。
ピグマシリーズは、「勉強をするのだ」と堅苦しく考えて取り組む必要はまったくありません。学校で習っていない内容などについては、休みの日などに親子でいっしょに楽しく取り組んでいただきたいと思います。お子様に途中で投げ出さずに勉強を続けさせるコツは、勉強を「勉強」と意識させないことです。「勉強」と考えると、新しいことが出てきた時、どうしても「これを絶対に覚えなければ」というプレッシャーを与えてしまいます。そうではなく、問題を解くうえで注意することは、「ルール」なのだというように、意識づけることができたらしめたものです。楽しいゲームのルールであれば、お子様は少しくらい複雑でも理解しようとするでしょう。
だからもしピグマで、学校ではまだ習っていないような学習項目が出てきたとしても、「先取り学習」をするという意識ではなく、より高度なパズルにチャレンジするのだという気持ちで取り組ませてください。ですから、その問題ができなかったからといって、お子様を責めないようにしていただきたいと思います。
ピグマでは、細かい事項を1つ1つ完璧に覚えることが大切なのではありません。それよりもお子様が自分の頭で、いろいろな問題を試行錯誤しながら解いていくという経験を積むことの方が大切です。ピグマシリーズでは、お子様が大いに頭を使って考えるための素材を提供しているのです。さまざまな問題にチャレンジしてみることで思考力が鍛えられ、より高度な学習に取り組む上での礎となるのです。このようにピグマを「勉強」と思わず、「遊び」だと思って続けていくことでも、結果的に思考力が身についていくのです。それがお子様の今後につながっていきます。
(−No.43− さぴあ2002年8月号掲載)
|