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「ピグマキッズくらぶ」 なんでも質問箱

−No.66− さぴあ2003年10月号

ピグマシリーズは学校より高度な内容なのか?
 子どもは問題をひと目見て、今までやったことのない問題や、ちょっと変わった問題だったりすると、それ以上自分で考えようとせず、「難しそう」と言って、すぐに私にヒントを求めてきたりします。学校で習う問題とは違う問題が出てくるためか、子どもは自分ひとりでピグマの問題を解くのは少し不安なようですが、今後どのように取り組んでいけばよいのでしょうか? また、ピグマは学校の内容より進んだことをやっているのでしょうか?


 学校では、本質的な学力を養うような問題に取り組む機会が少ないため、見慣れない問題が出てくると、「どのように解いたらいいんだろう」と、とまどいを感じてしまうようですね。最初は例題をお子様といっしょに考えて解いていきましょう。数量の関係を図解したり、おはじきやブロックなど具体的な物を操作したり、あるいは国語では登場人物の関係を図示したりして、目でわかるようにヒントを与えながら考えていくのも効果的です。

 新しく導入された学習指導要領は、学習内容の削減や上の学年への先送りが盛り込まれ、小学生の学力低下が心配されていることはご存知だと思います。「基本の徹底」が重視されたことは良いことですが、その反面、応用的な問題に取り組む機会が減り、子どもたちが考えて「楽しい」と思えるような手応えのある問題に出会うことが少なくなっていることは事実でしょう。
 こうした問題を受けてか、先ごろ中教審(中央教育審議会)で「指導要領を越えた内容を扱ってもかまわない」などの学習指導要領の見直し案がまとまったとの報道がありました。現在の学校での学習だけでは、未知の課題に立ち向かっていこうという姿勢や能力を育むうえで、やはり不十分だということが言えそうです。
 さて、ピグマシリーズは、単に解き方を覚えて、それに当てはめながら解いていくようなパターン問題の繰り返しではなく、いろいろな視点から考えなければならないような目新しい切り口の問題が次々に出てきます。算数では、パズル的な問題や試行錯誤したり、あらゆる条件を調べ上げたりする問題なども数多く収録しています。国語では、文章の楽しさを感じてもらうために少し長めの文章を読んだり、表現力を養うために想像力をふくらませながら自分で文章を書いてみたりする問題があります。
 このような特徴があることから、ピグマシリーズに取り組み始めたばかりのお子様や自分ひとりで考えることに慣れていないお子様にとっては、ハードルが少し高いと感じられることもあるかと思います。ピグマシリーズは、知識を先取りで覚え込ませることが目的ではなく、勉強の本当のおもしろさを感じてもらい、思考力や表現力を養っていくことに主眼をおいて作成されています。ですから、見慣れない問題が出てきて、お子様がなかなか先に進めないようなケースもあると思います。そのような時は、「じっくり考えてみなさい」と言うのではなく、ご父母の方が「いっしょに考えてみよう」という形で、たとえば数量関係を図解してみたり、おはじきやブロックなど具体的な物を操作したりして、目でわかるようにしてみてはいかがでしょうか。国語であれば、人物の関係を図示したりしてみるのも効果的です。根気強く取り組んでいくうちに、解けた時の喜びを知り、考えることの楽しさに気づき、まずは自分で考えてみようと、前向きに取り組むようになっていきます。ある程度時間はかかるかもしれませんが、ご父母の方もお子様の成長を長い目で見てあげてください。

(−No.66− さぴあ2003年10月号掲載)