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「ピグマキッズくらぶ」 なんでも質問箱

−No.83− さぴあ2004年7月号

国語の空欄を補う問題などの採点基準は?

 国語の空欄を補う問題などで、子どもの解答は父母用指導書に載っている解答とは微妙に違うことが多く、答え合わせをしてあげるとき、どこまでならマルにしてあげるべきかいつも迷ってしまいます。どういう考え方で採点すればよいのでしょうか。


 お子様が話し言葉で書いている、言葉のはじめにていねいな「お」をつけている、という程度の違いであればマルにしてあげてください。ただ、明らかな文法的な間違いがある場合は直してあげることが必要です。

 このご質問に対しては、1年5月号のテキストに載っている「ぶんを つくろう(2)」を例にとってご説明します。絵を見て「□が□で□ました。」というような文の空欄を補う問題なのですが、ご指摘の通り、父母用指導書に載っている解答以外にもいろいろな解答が考えられます。
 たとえば「ました」の前の空欄を補う場合、「ねました」や「およぎました」ではなく、「ねていました」「およいでいました」と答えるお子様は多いでしょう。もちろん、それでもマルにしてあげてください。ただ、子どもは話し言葉をそのまま書いてしまうことが多いものです。「ねてました」「およいでました」のように「いました」の「い」を省略した解答も多いと思います。日常会話ではそれでもよいのですが、書き言葉としてはやや問題があります。この場合の「い」は「いる」という補助動詞の連用形で、重要な役割を果たしているからです。このような場合もマルにしてあげてよいのですが、書き言葉では「い」を省略せずきちんと書くのが望ましいということは、機会をみて教えてあげましょう。
 また、「ふろ」や「すもう」という言葉は、「お」をつけてややていねいに「おふろ」「おすもう」ということもできます。これらも父母用指導書に載っている解答では「お」がついていませんが、「お」をつけた答えを書いていても、もちろんマルです。
 しかし、お子様が明らかな文法的な間違いをしている場合は、残念ながらマルというわけにはいきません。たとえば「およぎました」とするべきところを「およぐました」などと書いてしまい、「ました」につながる形になっていない場合などです。自動詞と他動詞を取り違えている場合もあるでしょう。「こぶたがかわにふねを    ました」の場合、「うかべました」(他動詞)とするべきところを「うかびました」(自動詞)としているようなら、お子様が間違ったまま覚えてしまうことのないように、声をかけてきちんと直してあげるようにしてください。
 また、「あなたはどのように思いましたか」というような自由に文を作る問題の場合は、いろいろな発想が可能ですから、指導書に載っている解答はあくまでも1つの例に過ぎません。たとえ話し言葉で書いてあっても、お子様の言いたいことがうまく伝わっていれば、大きくマルをつけてあげてください。ただ、話し言葉と書き言葉には違いがあることを徐々に意識させるようにしていきましょう。

(−No.83− さぴあ2004年7月号掲載)