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つい先日、小学生の学力について、またも衝撃的な調査結果が明らかにされました。国立天文台の助教授が今年、北海道・長野・福井・大阪の4道府県の4つの小学校の4〜6年生の児童を対象にアンケート調査を実施したところ、「地球は太陽の周りを回っている」「太陽は地球の周りを回っている」の2つの選択肢から正しい方を選ぶ設問では、なんと42%が「天動説」を選択したというのです。また、別の学校で月の満ち欠けがなぜ起こるかを尋ねたところ、「地球から見て太陽と月の位置関係が変わるから」と正しい答えを選んだ児童は47%しかいなかったそうです。
この調査を行った助教授は、「現在の学習指導要領では、地上から見て太陽、月、星がどう動くかを教えるにとどまり、地球が丸いことや、自転・公転していることもきちんと教えない」と批判しています。それに対して文部科学省は、「地球の自転や公転については、中学校できちんと体系的に学習する」と反論しています。
2002年から施行された現在の小学校の学習指導要領では、「太陽の動きを調べるときの方位は東、西、南、北にとどめるものとする」「月の動きについては、三日月や満月などの中から二つの月の形を扱うこと」など、扱う内容を限定するようにという指示が目立ちます。これでは、現象の背後にひそむ法則性を考察するのに、十分な観察はできないのではないでしょうか。大人が「この内容は小学生には程度が高すぎる」と考えて、はじめから教える内容を制限してしまうと、断片的な知識の詰め込みに終わってしまい、かえって体系的な理解を妨げることにもなりかねません。
そこでピグマキッズくらぶでは、低学年の時から可能な限りいろいろな理科的な題材に触れてもらうために、1・2年生の希望者を対象とした「ピグマサイエンス」という独自の第3教科のテキストを用意しています。テキストといっても、机に向かって問題を解かなければならないような堅苦しいものではありません。全ページカラー印刷で、イラストや写真が豊富に使われており、登場するキャラクターたちといっしょに楽しく理科の世界を探検できるようになっています。ながめているだけでも大きく視野が広がり、知らずしらずのうちに科学的なものの見方が身につくでしょう。
たとえば2年12月号では、「星と宇宙」を取り上げています。太陽の周りを地球をはじめとする9つの惑星が回っている大きなイラストも載せられていますが、このようなイラストを見たことがあるかどうかで、正しい宇宙観を持てるかどうかも決まってくるのではないでしょうか。
私たちの生活に深く関わる気象についても、2年8月号で「天気のふしぎ」を詳しく取り上げています。また、2年7月号の「紙を作ろう」ではリサイクル、2年9月号の「太陽エネルギーとわたしたち」ではいろいろな発電方法にもそれぞれ触れていて、これからの時代を生きるのにとても大切な環境問題を学ぶ第一歩ともなっています。
さらに、新学習指導要領では以前より削除される部分が多くなった「空気と水」などの学習項目も取り上げています。1年10月号の「空気と水」のテキストには「浮沈子」が出てきますが、今年は慶應湘南藤沢中の入試で、これをテーマとした問題が出題されました。
このように「ピグマサイエンス」を通して、低学年のうちにいろいろな理科的な題材に触れておけば、小学校での学習内容が減ることのマイナスの影響を最小限にすることができるでしょう。また、博物館などで実物を見る機会も作ってあげてください。そうすれば3年生以降、本格的な理科の学習が始まっても、「どこかで見たことがある」ものがよく出てくることになるので興味が深まり、意欲的に学習に取り組めることでしょう。
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