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ピグマキッズくらぶでは、低学年のお子様には知識の先取りをするよりも、まず勉強が好きになってほしいと願っています。そのためには、ゲーム感覚で楽しく取り組める教材が必要と考え、色を塗ったり、シールを貼ったりして答える問題を多く取り入れているのです。このような作業は、ただ楽しいだけではありません。たとえば、はみ出さないようにていねいに色を塗るためには、意外に集中力が必要とされます。つまり、色塗りには集中力を高める効果もあるということです。
また、色分けをすることによって頭の中が整理されるという効果も非常に大きいといえるでしょう。たとえば、「12−9」のような繰り下がりのあるひき算は、計算のしくみがなかなか理解しにくいものですが、ピグマ1年11月号算数2ページにあるような作業をすれば、まず10から9をひいた後、2をたせばよいということが視覚的にも理解できます。
このことは、社会の白地図作業をする時のことを考えてみればよくわかるでしょう。たとえば、ある農産物の生産量が多い都道府県を覚えるような時、日本地図の中で、その産物の生産がさかんないくつかの都道府県に色を塗ってみるなどの作業をすれば、日本の中のどのような地域でさかんなのか、だいたいのイメージをつかむことができます。ピグマでの算数や国語の学習においても、同じようなことが言えるのです。
また、ピグマには、付録として添付されているシールをテキストに貼って答える問題もあります。たとえば、2年9月号国語13ページにある「はかせのじっけん教室」は、6人のキャラクターのせりふから、それぞれがどの座席に座っているのかを考え、その位置にそのキャラクターのシールを貼っていくという問題です。このような問題を解くには、行き当たりばったりではなく、最初から筋道立てて考えを進めていかなければなりません。誰か1人のせりふを読んで、すぐにそのキャラクターのシールを貼ってしまうのではなく、全員のせりふをひと通り読んでから考えないと、後でシールを貼り直さなければならなくなってしまう場合があるからです。つまり、このような問題を何度か解くことで、正しい問題の考え方も、知らずしらずのうちに身につくのではないでしょうか。
中には、頭の回転が速いために、色塗りやシール貼りは面倒だと感じてしまうお子様もいることでしょう。しかし、このようなタイプのお子様は、色塗りやシール貼りだけでなく、他の地道な作業も、わかっているつもりになって省略してしまいがちです。文章や設問をよく読まなかったり、地道な計算練習や漢字練習をあまりしなかったりするため、大きく伸びる素質があっても、ケアレスミスが多く、成績の上下が激しかったり、教科によって大きな差があったりする場合もあります。
「ひらめき」はもちろん大切ですが、それだけでは確実な学力は定着しません。「ひらめき」と「コツコツ」の相乗効果があってこそ、学力は大きく伸びていくものです。色塗りやシール貼りには、地道に学習する姿勢を養うという効果もありますので、面倒などと言わずに、ぜひしっかりと取り組んでみていただきたいと思います。
以上のようなことに関連して、勉強する時に何かを「書き写す」という作業も、現在では軽視されがちです。しかし、印刷術があまり普及していなかった時代の人々にとっては、勉強のかなりの部分を「書き写す」という作業が占めていました。もちろん、何でも機械的に書き写せばよいというものではありませんが、このような学習方法を見直すことは、地道な作業や練習にもきちんと取り組む学習姿勢にも通じるでしょう。
頭の中だけで考えていないで、実際に文字に書いてみたり、図に表してみたりすることは、大人にとっても非常に有効です。それによって頭の中が整理され、学習したことがより確実に身につくからです。ぜひ、手を動かしながら学習する姿勢をしっかりと身につけていただきたいと思います。
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