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2004年12月、日本の子どもたちの学力や学習意欲を外国の子どもたちと比較した、国際的な調査の結果が相次いで発表されました。その結果、日本の子どもたちの学力はやはり低下している、そればかりか、子どもたちの学習しようとする意欲までもが低下しているという、深刻な現状が浮き彫りになりました。
まず、経済協力開発機構(OECD)が、世界41か国・地域の15歳の子ども計約27万6000人を対象に、2003年に実施した国際学習到達度調査の結果が発表されました。それを2000年に行われた前回の結果と比較すると、日本は前回8位だった「読解力」が14位に、前回1位だった「数学的応用力」が6位に、それぞれ順位を下げたことがわかりました。つまり、文章や図表を読み取って、自分の考えを表現するというような、これからの時代に最も求められる学力が特に低下しているということになります。
子どもたちの学力が以前より低下しているのではないか、2002年から全国の小・中学校で施行された新しい学習指導要領によって、学力低下がさらに進むのではないか、と憂慮する声が各方面から出されていましたが、それが客観的なデータで裏づけられた形です。そのため今回の調査結果には、文部科学省も大きな衝撃を受け、これまでの政策を見直し、授業時間数を増やすことを検討し始めているようです。
また、オランダに本部のある国際教育到達度評価学会(IEA)が、世界25か国・地域の小学4年生と、世界46か国・地域の中学2年生を対象に2003年に実施した、国際数学・理科教育調査の結果も発表されましたが、小4理科と中2数学の平均点が前回より下がったことがわかりました。しかし、この調査で衝撃的だったのは、学力テストの結果ではなく、同時に行われたアンケートの結果です。「勉強が楽しい」と答えた子どもの割合が、小4・中2とも、世界平均を大きく下回っていたのです。また、1日のうち宿題をする時間は、中2で1時間と最も少なく、逆にテレビやビデオを見る時間は、中2で2.7時間と最も多いことがわかりました。日本の子どもたちの多くが勉強におもしろさを見いだせなくなっていて、「将来の夢を実現するために、今がんばって勉強する」という意識も薄くなっているという現状がうかがえます。
勉強を通して新しい知識を得たり、新しいものの見方に触れたりすることは、本来はとても楽しいことであるはずですが、勉強とはつらく苦しいものだと思い込んでいる子どもたちが少なくありません。しかし、それは学ぶ方法や姿勢に問題があるからではないでしょうか。また、勉強のおもしろさを十分に実感できるような教材が少ないことも原因の1つでしょう。
その点、ピグマシリーズのテキストには、単純な問題の羅列ではなく、ゲーム感覚で取り組める、パズルのような問題がたくさん収録されています。また、原則として見開き2ページを終えるごとに、ごほうびとしてシールを貼っていくようになっているので、やり遂げた達成感も味わうことができるでしょう。
今回発表されたOECDの調査結果で、日本の子どもたちの弱点とされた「読解力」や「表現力」についても、ピグマでは、低学年のうちから無理なく養っていくことができるように、さまざまな工夫を凝らしています。たとえばテキストには、1年生からある程度の長さの文章を掲載しています。まだ文字を覚えたばかりで、長文を読むことに抵抗のあるお子様もいらっしゃるでしょうが、それでも、お子様に文章を読むことのおもしろさを味わっていただきたいからこそ、断片的な文の羅列ではなく、ストーリー性のある長文を毎月掲載しているのです。たくさんの良い作品との出会いがあってこそ、子どもは読書が好きになり、進んで本を読むようになるものだからです。
また、ピグマでは長文を読んだ後、記号選択式の設問ばかりではなく、自分の言葉で自由に記述させる設問も必ず用意しています。自分の感じたことや考えたことを的確にまとめて表現する力は、中学入試でもそれ以降の学習でも、最も求められる学力の1つだからです。
低学年のお子様の場合、記述をするために必要な語い力がまだ十分についていないかもしれませんが、「まだ語い力が足りないから」といって、記述の練習をしようとしなければ、いつまでたっても記述力は身につきません。ピグマでは長文読解の他に、クロスワードパズルやなぞなぞ、ことわざや慣用句などのことばの問題も毎月取り入れていますので、問題をやることで語いを増やし、覚えた言葉はさっそく使うようにしましょう。
読解力をしっかりつけることは、国語だけでなく、他の教科の学習にも良い影響を及ぼします。算数などは問題の条件がかなり複雑なことがあるので、問題文を正しく読み取ることができなければ、何をどう答えてよいのかわからないということになってしまいます。また、理科や社会でも、実験結果のデータや統計資料が示され、それを読み取って考察し、どういうことがいえるのかを記述しなければならない問題が増えています。読解力は、まさにすべての教科の基本ですから、ぜひ、ピグマを最大限に利用して、将来につながる学力の土台をしっかりと築いていただきたいと思います。
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