ジュニアコース 講座レポート
「里山から学ぶeco」

2015年3月28日(土)

ジュニアコースは自然や里山、環境学習施設などを訪れ、現地でしか実感できない「学び」を通して、環境についての理解を深める小学3年生対象の講座です。今回は、「埼玉県環境科学国際センター」で、里山やそこにある人間の知恵を学び、工芸品工作に挑戦しました。

里山見学

まずは、里山見学です。ここには「生態園」という昔ながらの里山が復元されている施設があります。田んぼ、雑木林、竹林、炭焼き小屋などを見学しながら、それぞれの役割について詳しい説明を聞き、ワークシートに書きこんでいきます。衣食住のすべてが、里山で成り立っていたことがわかります。

パネルと実物で説明
めったに見られない炭焼き小屋
里山とともに減りつつあるニホンタンポポ
ワークシートにかきこむ子供たち
炭、発見!

授業

見学後は生態園内のエコロッジで実物に触れて、里山のめぐみを体感。その後、画像を見ながら里山についての理解を深めました。

樹種により用途が異なる木材
わたやきのこをさわって……
親子そろって熱心に受講

工芸品工作

しめくくりは、里山で行われてきた竹編みに挑戦です。今回は、四つ目編みに取り組みました。

上下をよく見ながら竹を置いていきます。
ひとりでもりっぱにあみこんでいます。
きれいに仕上がりました。

参加者の声

  • 今までの生活をみなおすきかいになります。自然のめぐみみたいのがしれてよかった。
  • と中で青サギの鳥を見たり田んぼを見ておもしろかったです。
  • いままであまりしらなかった里山をしれた。
  • 竹がどんなにすごいかよくわかった。
  • (竹細工は)ちょっとむずかしかったけどおもしろかった。

春とはいえ、気温が低い日もありましたが、生態園では様々な花が咲き、生き物の姿も確認できました。里山の知恵については、保護者の方も熱心に耳を傾けてくださり、あらためて里山の素晴らしさを実感していただけた様子でした。