ミドルコースN 講座レポート
「環境科学実験」
〜 大気汚染の影響評価 〜

2013年7月20日(土)・21日(日)

ミドルコースNは、2013年から新設された4年生が対象の講座です。 募集とともにすぐに満席になってしまうほどの人気でした。“N”というのは、Natural Science(自然科学)のN。やってみなければわからないところが本当の実験のおもしろさです。

今回の実験は、早稲田大学教育学部環境生態学研究室で実際に使われている装置を使った本格的なもので、研究室の人たちといっしょに目に見えない大気汚染の影響を植物で確かめました。

授業風景

「何これ〜」「すごい!」。会場に入った直後から、子供たちはこれまでどこでも目にしたことのない特別な装置に興味津々です。

  • 植物についての基礎知識
  • 大気汚染の植物への影響
  • デモ実験

実験のようす

アサガオ、ハツカダイコン、ラッカセイを材料にして、被害状況を班ごとに測定。目で見て確かめるだけでなく、光合成速度、呼吸速度、気孔の数、葉の重さ、葉の面積などを特殊な機械を使って調べ、世界でたった1つの測定結果を記録しました。

「この機械いくらするの?」といった質問も。「きみたちのおうちにある車ぐらいかな」という答えにはびっくり。

考察・発表

「ちょっと、計算間違ってるよ」「だれが発表する?」などと、はじめて出会った新しい仲間とも和気あいあい。意見を出し合い、各班ともみんなの前で堂々と発表しました。

  • 測定後は、早稲田大学の研究室員といっしょに結果を考察し、模造紙に記入
  • みんなの前で発表

参加者の声

  • 植物の知えはすごいとわかった
  • データをもとに考えたことがおもしろかったです
  • 発表でいろいろなことが学べました

3時間にもおよぶ講座でしたが、子供たちは最後まで集中して、作業を進めていました。実際に体験することで多くの発見があったようです。