ミドルコース講座紹介
「水」

食器洗浄における洗剤の役割とその環境影響を学びます。そして、食器洗いに最適でなおかつ環境に及ぼす影響が少ない洗剤を考案し、その効果を実験で検証します。
実際にやってみなければどんな結果が出るかわからないところが、この講座の面白さです。洗剤の考案から実験結果の考察までを通して、創造力、観察力、思考力を培います。

授業

洗剤の効用と環境問題について学びます。

  • 石けんの問題点と合成洗剤の利点
  • 合成洗剤の問題点と水使用の課題
  • 界面活性のはたらきについて
画像を用いてわかりやすく解説

共通実験Ⅰ

合成洗剤の界面活性作用を確認します。

プラ板に油をつける
油のついたプラ板を水と合成洗剤につけて油の状態の変化を観察

共通実験Ⅱ

油の入った容器を水または、異なる濃度の合成洗剤で洗浄し、試薬を使って油の残留の有無や程度を確認します。

各々が水、もしくは濃度の異なる洗剤を担当
油の入った容器を洗浄
試薬をスポイトで吸い上げ、洗浄後の容器に滴下

オリジナル実験

洗浄力が高く、環境にもやさしい洗剤を班ごとに考えます。天然のものも含め、さまざまな洗剤の中から、自分たちの考えに近いものを選び、濃度を変えたり、いくつかを混ぜたりして、オリジナルの洗剤を作り、洗浄力を確かめます。

調剤コーナーでは生徒のリクエストに応えて、講師が洗剤を調合
洗浄力を検証したら、その結果を踏まえて次を考案

考察・発表・まとめ

各班2回のオリジナル洗剤の検証実験を終え、その結果から考察したことを班ごとにまとめて発表します。最後にふりかえりの授業を行い講座は終了です。

まとめを考察用紙に記入し、実験結果からどんなことが分かったかを話し合う
スクリーンに結果と考察を映し出しながら、全員が発表。プレゼンテーション能力を養う

参加者の感想(原文)

  • いつもつかっているせんざいが地球に悪いえいきょうをあたえていることを始めて知ったし、これからかんきょうに気をつけたいと思った。
  • とても、しょうらいになってやくにたつ勉強をしたと思いました。
  • 今日はじめて会った友達と協力してオリジナルせんざいを考え出したことが楽しかったです。またやりたいです。