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大人と子どもの「常識ギャップ」拡大中

2026.06.15

サピックス教務本部本部長  加藤 宏章

サピックス教務本部本部長
加藤 宏章

保護者の方々は、日々お子様と接していて「え、これを知らないの?」とお思いになることも多いでしょう。

例えば電話番号ですが、昔は同一市内の市外局番を省略できることは当たり前に知っていたと思います。現在は携帯電話の普及で固定電話のないご家庭も増えていますし、携帯電話の場合市外局番は省略できませんので、意識していないお子様の方が多いでしょう。

親子で「当たり前」が違うのはいつの時代も変わりませんが、社会が変化するスピードが速いことと、幅広い世代の方と接する機会が減ったことで、昔より大人と子どもの「当たり前に知っていること」の差は大きくなっているように感じます。ここを埋めるのに最も有効なのは、「いろいろな話をすること」です。ただ、「ためになる話をしなくては」と気負う必要は全くありません。大人にとっては他愛ない話でも、子どもにとっては大きな発見につながったりします。また、お子様の話もよく聞くことで、保護者様の側もお子様に見えている世界を知ることや、成長を実感するきっかけになるかもしれません。

現代は調べれば何でも出てくる便利な時代です。ただ、知りたいこと以外は視界に入りにくい時代でもあります。だからこそ、ちょっとした会話から得られる、思いもかけない発見を大事にしたいですね。