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親子の距離感~ヤマアラシのジレンマ~②
2026.09.14
サピックス教務本部次長 田島 裕樹
田島 裕樹
さて今回は、以前取り上げた「ヤマアラシのジレンマ」のお話の続きです。
寒さに凍えるヤマアラシたちが仲間同士身を寄せ合おうとするが、近づき過ぎると互いの針が刺さる。という話が人間関係の葛藤にも似ているというお話でした。よき人間関係を保つためには適切な距離感がとても大事になり、それは親子であっても同様です。
ところでこの話を耳にしたとき、私はふと動物園で見たヤマアラシたちの絵が頭に浮かび、こんなことを思いました。
「ヤマアラシ同士で結構密着するように身を寄せ合ってるよね。。。」
とある動物園で「ヤマアラシ同士で、トゲが刺さってしまうことはないのですか」という質問に対する飼育員さんからのコメントとして、以下のようなものがあります。
- 寒いときには体を寄せ合って暖を取りますが、お互いにとげが刺さらないように向きや角度に注意して安全な場所をうまく合わせています。
- ヤマアラシのトゲは、驚いたり、威嚇したりするときに逆立ちます。リラックスしている平常時はトゲが寝ているため、仲間と触れ合っても刺さることはありません。
まれに、仲間同士でじゃれあっているうちに、興奮してとげが刺さってしまうということもあるようです。
「リラックスしていると仲間と触れ合っても刺さらない」
これはこれで、人間関係(親子関係)にも非常に当てはまる気がします。
親御さんご自身がリラックスできていない・余裕がなくなっている状態だと、そのつもりがなくても、我が子を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
受験生を支えるうえで(子育てをするうえで)、子供も、大人も上手に「息抜き」をして、不要な攻撃を避けられるとよいですね。