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算数 子どもへの接し方③

2025.06.23

サピックス小学部 算数科

あ~よかった、我が家は算数が苦手な親と算数が得意な子の組み合わせじゃなかった。
と、安心していませんか?

他の3つの組み合わせについても、歩み寄りが大事なことって実はかわりません。
例えば、得意な親と苦手な子の親子では、

得意な親の、全く悪気ない一言。
「え、なんでこの問題が解けないの?」
いじめるつもりなんて一切ありません、純粋に疑問を口にしているだけです。
「え、昨日、同じ問題やったよね??」

がんばっている子にこういう声掛けは、やる気をそぐ効果しかないですよね。
算数得意な親である貴方は、辛い思いをして算数が得意になりましたか??
練習して使えるようになった技、仕組みを知ったときの納得感、楽しくていつの間にか算数が得意になりませんでしたか?
算数を得意になる過程を知っているからこそ、突き放すのではなく、歩み寄った声を掛けることで算数苦手な子に同じ経験をしてもらいませんか。

得意どうし親子でも、苦手どうし親子でも、どうしても「子がやりたいこと」と「親がやって欲しいこと」が一致しなくてお互いにモヤモヤすることがあります。
正解は1つだけど、そこに行きつく道のりがたくさんある算数だからこそ、ぜひ子供の方針にまず歩み寄って、問題を一緒に解決していける親子を目指すのが、接し方の一番のコツだと思います。