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なんでもかんでもミスと呼んでいない?
2026.04.27
サピックス小学部 算数科
以前に「計算ミスをしない子がやっていること」の一例を挙げましたが、それを実践しているでしょうか。実践しているようであれば、計算ミスを完全になくすということは難しくとも、減らしていくことはできると思いますので、ぜひ今後も継続してみてください。
今回は計算ミス以外で、子どもが「ミスをした!」と言う内容と、そのミスへの対策について話したいと思います。
子どもが「ミスをした!」と言う内容は、大きく2つに分かれると思います。1つはただ転記を誤っただけのような不注意によって起きたもの、すなわち「純粋なミス」で、もう1つはきちんと考えきれていないことによって起きたもの、すなわち「理解不足による間違い」です。
テストの出来について、教室で子どもたちと話すことがあるのですが、子どもは大半の間違いが前者に当てはまるかのように「ミスをした!」と言うものです。そして、理解できているから大丈夫という雰囲気を出していることがあります。しかし、それらの中には実は「理解不足による間違い」がけっこう含まれているように感じます。当然、理解不足による間違いは「ミスをした!」の一言で済ませてはダメで、間違いに向き合わないといけません。また、向き合う際には、例えば、「最後の式の理解が曖昧だから間違えてしまった」や「もう1回類題を解いて慣れておけば処理を誤らなかった」のような具体的な反省材料を見つけ、次に生かしていきたいです。
「純粋なミス」と「理解不足による間違い」の区別をつけようという意識を持っている子どもは思いのほか少なく感じます。
皆様のお子様は、なんでもかんでも「ミスをした!」の一言で終わらそうとしていないか、曖昧な部分を残したままにしていないか、一度確認してみてはいかがでしょうか。ほんの少しの意識の変化が、得点の向上につながります。