Sサプリメント

お子様に『活きる英語学習』を

2025.07.07

SAPIX English

SAPIX Englishでは、4年生の授業でこのような時間の読み方を学習します。
9時20分 → twenty past nine
9時40分 → twenty to ten

授業中、生徒から次のような質問がありました。
「え~、それぞれnine twenty, nine fortyでよくないですか?」
確かに問題ありません。

では、twenty past nine, twenty to tenという読み方を教えるのは無駄なのでしょうか?
いいえ!これにはちゃんと意味があります。

たとえば「アメリカに行く」は“go to America”と表記するのが正しいのですが、
“go to”の“to”を抜かしてしまうお子様が意外にいらっしゃいます。
実は“to”は「→」のイメージがあり、時や場所の話をする時に「次に向かっている」と捉えることで、
お子様が“to”をはじめとした前置詞の持つ感覚を養うことにもつながるでしょう。
また、“past”は道順を教える時に、“walk past the building”というように、
「~を通り過ぎて」といった意味で使いますので、時間の読み方のところで “past”を用い、
「時間を過ぎて」という概念に触れることはとても大事なことなのです。

このように、言葉を暗記させるだけでなく日本語との表現方法の違いに触れることは、
お子様の「気づき」の機会にもなります。
「あの時に習ったのって、こういうことだったのか」と、
どこかで結び付く瞬間・気がつく瞬間は、やがては、お子様の学ぶ喜びへとつながることでしょう。
わたしたちが育てるのはそんな活きた英語力です。