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寒くても『春』!
2026.02.16
サピックス小学部 国語科
まだまだ寒い日が続きますが、旧暦(明治時代初期まで日本で使われていた暦)では2月は春にあたります。今回は2月に関連する「春」とつく言葉を二つ紹介します。
①立春
立春は二十四節気(1年をほぼ24等分しそれぞれに季節を表す名前をつけた、昔の中国の区分法)の中の一つで、「春の気配が立ちあがる日」とされ、古くから農作業を始める目安の日になっていました。2月3日または4日が立春で、旧暦では1年の始まりの日にあたります。
立春の前日が春の「節分」です。冬と春の季節の分かれ目であり、豆をまいて鬼(災厄)を追い払い、新しい春を迎える大切な日とされています。ちなみに節分とはもともと立春・立夏・立秋・立冬の前日で季節の変わり目を指すものでしたが、今では立春の前日の節分が行事として定着しています。
②春一番
気象庁の定義によると、春一番は「2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく(やや)強い南風のこと」とあります。
今から100年以上前、壱岐(長崎県)の漁師たちの間で「春一」「春一番」と呼んでいた2月の強い南風により、53人が海で遭難したという事故がありました。この悲しい出来事の話とともに「春一番」という言葉が全国に広がったという説があります。
春一番は「春の嵐」とも呼ばれ、荒れた天気になりやすく直後に寒さがぶり返すこともあります。これを「寒の戻り」と言います。
肌ではまだ「春」を感じることは難しいかもしれませんが、「春」の気配を少しずつ見つけながら芽吹きの季節を待ちたいですね。