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単なる文末ミス?
2026.07.06
サピックス小学部 国語科
授業で生徒たちの答案を添削していてよく見かけるのが、「文末ミス」です。
「気持ち」を問われているのに、文末を「~から」などとしてしまうのが典型例ですね。
単なるうっかりミスとして片付けてしまいがちですが、実は記述問題だけにとどまらず、国語の読解力全般と強く関連しているのです。
少し例を挙げてみます。(以下の問題の文章設定は全て同じとします)
- 問
- 「悪い予感がした」とありますが、それはなぜですか。
- 答
- お母さんの表情が険しかったから。
- 問
- 「悪い予感がした」とありますが、どういうことですか。
- 答
- お母さんから叱られるかもしれないと思ったということ。
- 問
- 「悪い予感がした」とありますが、この時の気持ちを答えなさい。
- 答
- お母さんから叱られると思い、おびえている。
(やたらとお母さんを怒らせてしまってごめんなさい……)
このように、同じ状況、傍線部でも「問われ方」によって答えるべきことが変わってくるのが国語の問題の特徴です。
「よく文末を間違えている」という子どもたちは、実は「問われていること」がよくわからないまま(そしてそのことに気付かないまま)解答してしまっている可能性があります。
実際授業で「この問題は何を答えるの?」と問うてみても、コース、学年を問わず不明瞭な答えが返ってくることが結構な割合であったりします。
テストや授業の復習をするときは、まず「そもそも何を問われているのか」という点をしっかり確認してあげるようにしてみてくださいね。