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「地球温暖化」と「気候変動」の
違いとは?
2025.06.09
環境教育センター
「地球温暖化」は、環境問題の中でも取り上げられることが多く、よくご存知かと思います。一方、「気候変動」という言葉も、最近よく耳にするのではないでしょうか。では、その違いは何でしょうか。
「地球温暖化」は、その言葉の通り、地球の地表付近の平均気温の上昇を指します。しかし、人間活動による温室効果ガスの増加は、結果として気温の上昇だけでなく、降雨パターンの変化、干ばつや猛暑などの異常気象の増加、台風の勢力の増大など、気候にさまざまな変化をもたらすと考えられています。また、人為的な要因だけではなく、太陽活動や火山噴火などの自然要因も気候に影響を与えます。それらを包括して、気温や気象パターンの長期的な変化を「気候変動」といいます。
世界では既に「climate change」の方が一般的で、「global warming」という表現はほとんど見られなくなりました。ところが、日本では「地球温暖化」という言葉が広く普及・浸透したため、「気候変動」への転換が緩やかにしか進んでいないようです。
中学入試問題でも、「地球温暖化」と「気候変動」という言葉は混在しています。ややこしいかもしれませんが、できれば違いを知っておいてほしいと思います。
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