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大気汚染は学力にも影響する?

2026.05.11

環境教育センター

大気汚染というと、四大公害病の一つである「四日市ぜんそく」に代表されるように、呼吸器への影響がまず思い浮かぶかと思います。ところが、近年の研究では、大気汚染の人体への影響はさらに多岐にわたることが明らかになってきています。

その一つが、脳への影響です。PM2.5(微小粒子状物質)という大気汚染物質の名前を聞いたことがある方も多いと思います。とても細かい粒子のため、血管に入り込んだり、鼻の匂いの神経を通ったりして、脳に達します。そして、脳内で炎症を引き起こし、さまざまな炎症物質が放出されることで、脳細胞が損傷してしまうと考えられています。

中国で行われた大規模な調査によれば、大気汚染にさらされた期間が長いほど、言語力や数学力が低下するという結果が報告されています。他にも、テストの日に大気汚染がひどいと、点数が低くなるという研究結果もあります。
一方、ある研究では、教室に空気清浄機を設置すると、設置しなかったクラスよりもテストの点数が高くなるという結果が得られています。

これらはまだ個々の事例報告にすぎませんが、いずれにしても大気汚染になるべくさらされないようにすることは、意味があると思います。例えば「部屋の換気は大切」とよくいわれますが、大気汚染のひどい日は逆効果かもしれません。

PM2.5や光化学スモッグなどは、今なお身近に存在する大気汚染です。環境省では、Webサイト「大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)」で、大気汚染の状況を24時間提供していますので、活用してみるのもよいと思います。

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