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流れ星☆彡に何を願う?
~理科特別動画“こぼれ話”~

2025.12.15

サピックス小学部 理科

 冬は天体観測に適している季節です。観察できる1等星の数が多く、空気が乾燥しているので星がはっきり見え、夜の時間が長いことも天体観測にはもってこいです。上の写真は、オリオン座を横切る流れ星です。毎年、12月中旬にはふたご座流星群が極大になり、条件次第では1時間に150個もの流れ星を観測することができます。上の写真の流れ星を左にのばすと、ふたご座(2等星のカストルと1等星のポルックスがたてに2個並んでいます)があるのがわかると思います。ふだんは流れ星に願いをかけるのは困難ですが、流星群のときはチャンスですね。次の流星群は、1月頭のしぶんぎ座流星群なのですが、今回は満月の日と重なっているので、観察しにくいかもしれません。ちなみに、四分儀とは星の高度を測る道具ですが、実はしぶんぎ座は現存しない星座なので注意しましょう。

 ぜひ、親子で星空を見上げて、いろいろな天体を観測してみましょう。今なら、ふたご座の近くに、カストルとポルックスよりもずっと明るい白っぽい星(木星)が見えるはずです。星と星を線で結んで星座をつくってみたり、流れ星をさがしてみたり、星座早見には載っていない星をさがしたみたり、冬の天体観測を楽しんでみてください。