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たまには脱線も・・・撮影裏話

2026.10.13

サピックス小学部 理科

SAPIXでは各学年で理科特別動画を配信しています。多くはSAPIXの理科担当講師が撮影したものです。
物理・化学の実験は入念に準備して撮影しますが、生物はいつどこで対象との出会いがあるかわかりません。撮影チャンスは予期せずやってくるのが常なのです。今回はそんな撮影の経験談をご紹介します。

夏に星空の撮影で長野県を訪れたときのこと。当日夜は雨に見舞われ、星空が全く撮れませんでした。しかし翌朝、私が運転する車の目の前をあるチョウが横切ったのです。
「あっ、アサギマダラだ!」運転中に気づいた私もたいしたものですが、撮影できるはずもなくいなくなってしまいました。
ただ、これがきっかけで、撮影予定地に近い八島ヶ原湿原にアサギマダラがいることを知り、予定を変更して撮影しに行きました。野生のアサギマダラを初めて見て、とてもよい経験となりました。

また、渡良瀬遊水地にカッコウを撮影しに行ったときに偶然出会ったのが、オスのキジです。メスにも出会えることを期待してしばらく探索していると、私の進む先になにやら大きな動物が…。
「犬じゃないよな…。あれは…イノシシだ。」まだ充分に距離があったので、すぐに引き返しましたが、さすがにこれは喜べませんでした。

花の撮影に向かったはずが、めずらしい昆虫などに気をとられてしまうこともよくあります。秋に、ヒガンバナで有名な巾着田曼殊沙華公園に行ったときには、公園内の用水路でふと見つけたハグロトンボに夢中になってしまい、たくさんの観光客が競ってヒガンバナにカメラを向けるなか、私だけが用水路をじーっと見つめていた、ということもありました。

このように撮影の際は、見たことのない生き物に出会えるかもしれない、という期待をしながらキョロキョロしています。そのため、ふと目にしたもののほうが、本来の目的のものより強く印象付けられることもよくあります。みなさまもたまには、脇道にそれてみるのも大切にしてみてください。

動画は、今回の経験談に登場した場所で撮影した生き物たちです。ぜひご覧下さい!