Sサプリメント

サピックス小学部 社会科

お子さまがお通いの学校によっては、すでに夏休みに入っているというご家庭もあるかもしれません。夏期講習中の社会の家庭学習を進めるうえでのポイントは……などという話は保護者会に譲るとして、夏休みは塾に行く必要がないまとまった期間が確保される貴重な機会です(6年生は除く)。

そのような夏休みですが、できれば、保護者の方がお子さまをお家の外に連れ出していただければと思います。新幹線や飛行機に乗って現地に行き、普段触れられないものに触れることはとても有意義なことです。机の上の学習よりも、実際に現地で触れてみたこと、感じたことというのは頭にも残りやすいものです。携帯ゲーム機はとりあえずお家に置いておいて、地図(帳)や旅行ガイドブックをお子さまに持たせてみてください。入試に出題される何かに出会えるかもしれない、という風に構えるのではなく、旅行をきっかけとして、日ごろから気になったことを調べるような習慣が生まれればいいな、というスタンスでよいと思います。

また、そのような時間が取れないという場合、実際に旅立たなくても問題ありません。ガイドブックを買ってきて、ご家族で計画を立てることだけでも、お子さまは楽しんで参加してくれるはずです。実体験には及ばないかもしれませんが、たとえば「お父さんと〇〇ちゃん(お子さま)と、どっちが計画した旅行に行きたいか家族で投票しよう!」などという風にコンペ形式にすると盛り上がるのではないでしょうか。「かわいい子には旅の計画をさせよ」。ぜひ、こちらも試してみていただければと思います。