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サピックス小学部 社会科
5年生の皆さんは、もうすぐ歴史の学習が始まります。すると、「地理はよいけれど歴史は苦手で…」となる方も一定数出てきますが、なぜ歴史になるとつまづくのでしょう。原因はいろいろあるのでしょうが、長いこと授業をしていて1つ感じるのは、「歴史の学習が嫌い/興味が持てない」方の中には、「歴史上の人物を、自分と同じ生きた人間と思っていない」方がそれなりにいるのかな、ということです。人名が単なる語句や記号だと、覚えるのは単なる作業ですし、つまらないと感じるでしょう。ただ、歴史で学習する人物は、時代は違ってもすべて私たちと同じように笑って、泣いて、悩んで、考えて生きてきたはずです。ですので、私が授業をする際には個別のエピソードをたくさん話すようにしていますし、それによって「○○はこんな人なんだ」と自分なりに感じてほしいと思っています。すると、歴史を無味乾燥な文字列ではなく、私たちと同じような人々の群像劇としてとらえることができるのではないでしょうか。
余談ですが、地理と歴史をことさらに分けて考える必要はないとも思っています。なぜなら、私たちが「地理」として学習している各地の様子や、何より私たちの日々の生活そのものが、歴史の最新の1ページになるからです。すでに歴史に苦手意識を持ってしまった方も、そう考えると少し心がほぐれるのではないでしょうか。