さぴあ 作文コンクール

第29回さぴあ作文コンクール

課題図書

低学年向け課題図書:「ふしぎなフーセンガム」
「ふしぎなフーセンガム」

リスにもらったガムで
「なりたい姿」に変身

物語の主人公である「大西じゅん」は、外でサッカーをするよりも、家で指編みをしたり、本を読んだりするのが大好きな男の子です。ある日、掃除をしているママに「外であそんできたら」と追い立てられたので、仕方なく公園に行くことにしました。

公園では、「だいきくん」がサッカーをしていましたが、一緒に遊ぶ気持ちにはなれません。さらに、「やまんばみこ」と呼ばれている、髪の毛がぼさぼさで、体が大きく力の強い女の子もやってきましたが、うまく遊べず、じゅんは逃げてしまいました。

そんなじゅんの目の前に、ことばを話すリスが現れ、包み紙にリスの絵が描かれたフーセンガムをくれました。

「ただのガムじゃないんだよ。ふしぎなフーセンガムなんだ。ふくらますと、なりたいものになれるんだ」

主人公がガムを噛んで膨らませると、なんと女の子に変身しました。じゅんは、自分の好きなことが思いっきりできる女の子の姿を望んだのです。この姿なら、だいきくんに「男のくせにあみものかよ」と笑われることもありません。

じゅんがベンチに座って夢中で指編みをしていると、やまんばみこがやってきました。女の子の姿になったじゅんに、やまんばみこはどんどん話し掛けてきます。

2人で一緒に遊んだり、指編みを教えたりしているうちに、じゅんはやまんばみこの意外な面を知ることになります。自分とは正反対の性格であるやまんばみこを通して、じゅんは何を考えるのでしょうか。

麻生かづこ=作
くすはら順子=絵
文研出版=発行
定価=1,430円(税込)
高学年向け課題図書:「てっぺんの葉っぱ」
「てっぺんの葉っぱ」

願いがかなう〝てっぺんの葉っぱ〟
何をお祈りする?

主人公のマチには、ユリアちゃんという友だちがいます。いつも一緒に行動して、同じクラスになれば「やったー!」と手を取り合って喜ぶほどの仲良しです。

ただ、ユリアちゃんと一緒にいるとき、もやもやすることがあります。ユリアちゃんはいつも「マチんちで遊ぼうよ」と言ってゲームをしにやってきますが、マチは「今日はユリアちゃんちで遊びたい」と思っても、「ゲームは一時間だけにしなさいね」とママに言われていても、それをはっきり口にすることができません。

ある日、マチは公園のそばに住んでいるおばあさんに、「イチョウのてっぺんの葉っぱ」をもらいます。これを持っていると、一回だけ願いがかなうというのです。

その日の掃除の時間、マチは花瓶の水を捨てるよう頼まれました。そして、ユリアちゃんに「水だったら、まどからすてたらいいよ」と言われるまま、2階の窓から水を捨ててしまいます。すると、たまたま下にいた副校長の下山田先生に水がかかり叱られました。それ以来、ユリアちゃんとうまく話すことができません。

独りで家に帰りながら、マチはもらった葉っぱのことを思い出します。「もしもこれが、ほんとに魔法の葉っぱなら、わたしは何をお願いしようかな」「そうじの時間にタイムスリップ! これをお願いしてみようかな?」「わたしが『ダメだよ』といったら、ユリアちゃんなら、なんて返してくるだろう……」。マチはどのように行動し、葉っぱに何を願うのでしょうか。

おおぎやなぎちか=作
イシヤマアズサ=絵
文研出版=発行
定価=1,540円(税込)

応募要項

  • 対象学年は、あくまで目安としてお考えください。2冊とも読みやすい内容となっており、全学年の生徒を対象としていますが、すべての漢字にふりがなが付いているわけではありませんので、読めない漢字や、わからないことばなどは、保護者の方に聞いたり、あるいは一緒に読んだりしてもよいと思います。
  • 学年に関係なく、両方の課題図書を読んでご応募いただいても構いません。
  • 課題図書は、6月上旬より全国の一般書店、およびオンライン書店などでお求めいただけます。
テーマ 課題図書を読んで、感じたこと、考えたこと
字数 B4原稿用紙(400字詰め)2枚程度
参加資格 小学1~6年生
作品の提出方法と締め切り 2026年9月12日(土)までに各校舎の受付に提出していただくか、下記の「さぴあ 作文コンクール係」まで郵送してください(9月12日消印有効)。
  • 必ず、氏名・所属・学年・住所・電話番号・課題図書・作文の題名など必要事項を応募受付用紙に記入し、応募作品と一緒に左肩をホチキスでとじ、ご応募ください。
  • 2作品応募される場合、応募受付用紙はそれぞれに添付が必要となります。
  • 応募受付用紙にご記入いただいた個人情報は、結果発表のお知らせ、賞品発送等のために使用いたします。また、サピックスおよび当グループ会社からの各種ご案内に使用させていただくことがございます。
  • 応募作品は返却いたしませんので、ご了承ください。
送付先 〒151ー0053
東京都渋谷区代々木1−27−1「さぴあ作文コンクール係」まで
  • 応募受付用紙・原稿用紙を表示するには無償配布のAdobe Readerが必要になります。
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審査員

サピックス小学部国語科、さぴあ編集部ほか

結果発表

「さぴあ」11月号(予定)誌上および、当ホームページ、校舎掲示ポスター、優秀作品集等にて掲載いたします。なお、受賞者全員の氏名ならびに優秀作品を掲載いたしますので、あらかじめご了承ください。

賞と賞品

(各作品ごとに)大賞1名、優秀賞3名、さぴあ賞11名
受賞者には賞状および賞品・記念品をご用意しています。また、応募者全員に参加賞を贈呈いたします。

表彰式

2026年11月8日(日)開催予定

保護者の皆さまへ

30回目を迎えた「さぴあ作文コンクール」

「感じてほしい、考えてほしい」をテーマに開催してきました「さぴあ作文コンクール」も、今回で30回目を迎えることができました。これもひとえに皆さまにご理解・ご協力いただいたおかげと心より感謝しております。

このコンクールは子どもたちに読書を通じて、 いろいろなものの見方や考え方に触れ、自分の世界を広げてもらうとともに、感じたことや考えたことを自分のことばで表現する楽しさも味わってもらうことを狙いとして実施しております。また、現実の社会にはさまざまな問題があり、そのなかで苦しんだり傷ついたりしている人たちがいることにも目を向けてほしいという願いもあります。

第1回の課題図書『地雷ではなく花をください』では、対人地雷の問題について考えてもらいました。それ以来、「さぴあ作文コンクール」の課題図書には、紛争や貧困のなかでも、また障害や難病を抱えながらも希望を失わずに強く生きようとする子どもたちの姿を描いた本などを選んでいますが、子どもたちは本の内容や関連する事柄について、自分なりに精いっぱい考えたうえで、いろいろな切り口から自由に作文を書いてくれています。おかげさまで、現在では毎年恒例のイベントとなり、応募作品もたくさん寄せられています。寄せられる作文は、子どもたち一人ひとりが真剣にテーマと向き合い、一生懸命に自分の考えをまとめてくれたことがよく伝わってくる作品ばかりで、審査員一同、驚きとうれしさを覚えつつ読ませていただいています。

今回、30回目の開催をするに当たり、一人でも多くのお子さまに作品を応募していただけるよう、お願い申し上げます。

この「作文コンクール」がお子さまにとって、社会に目を向け、社会とどうかかわっていくのかを考える良いきっかけとなれば幸いです。

SAPIX小学部

さぴあ作文コンクールのあゆみ

「さぴあ作文コンクール」は、今回で30回目を迎えました。これまでの課題図書をご紹介いたします。

これまでの課題図書

第1回 「地雷ではなく花をください」 柳瀬房子=文
葉祥明=絵
第2回

「トットちゃんとトットちゃんたち」

黒柳徹子=著
第3回

「五体不満足」

乙武洋匡=著
第4回

「盲導犬のんのんのかたみ」

志茂田景樹=作
第5回

「いのちのあさがおコウスケくんのおくりもの

綾野まさる=作
松本恭子=画
第6回

「こぞうのパウのものがたり」全3巻

木村裕一=作
あべ弘士=絵
第7回

「電池が切れるまで子ども病院からのメッセージ

すずらんの会=編
第8回

「わたしの体ぜんぶだいすき」「これがぼくらの五体満足」

先天性四肢障害児父母の会=編著
第9回

「山古志村のマリと三匹の子犬」

桑原眞二・大野一興=著
ikko=絵

「震度7新潟県中越地震を忘れない

松岡達英=文・絵
第10回

「子ぎつねヘレンがのこしたもの」

竹田津実=著
第11回

「たからものはランドセルいっしょにすごした12年

野里寿子=作
第12回

現代の偉人伝 誠と勇気伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です」

山口秀範=文
竹中俊裕=絵
第13回

「としょかんライオン」

ミシェル・ヌードセン=作
ケビン・ホークス=絵
福本友美子=訳

「声をなくした紙しばい屋さん」

関朝之=作
吉川聡子=絵
第14回

「ピンクのチビチョーク」

新藤悦子=作
西巻 茅子=絵

「命の教室動物管理センターからのメッセージ

池田まき子=著
第15回

「はじめてのゆうき」

そうまこうへい=作
タムラフキコ=絵

「氷の海を追ってきたクロ」

井上こみち=文 
ミヤハラヨウコ=絵
第16回

「おまじないのてがみ」

赤羽じゅんこ=作
石井勉=絵

「クッキーとコースケ―犬と走る日―

さとうまきこ=作
牧野鈴子=絵
第17回

「かいじゅうの さがしもの」

富安陽子=作
あおきひろえ=絵

「夜明けの落語」

みうらかれん=作
大島妙子=絵

「命のバトン津波を生きぬいた奇跡の牛の物語

堀米薫=文
第18回

「くつかくしたの、だあれ?」

山本悦子=作
大島妙子=絵

「きみの町で」

重松清=著
ミロコマチコ=絵
第19回

「絵本 いのちをいただくみいちゃんがお肉になる日

坂本義喜=原案
内田美智子=作
魚戸おさむとゆかいななかまたち=絵

「コケシちゃん」

佐藤まどか=作
木村いこ=絵
第20回

「勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語

梯久美子=文

「テオの「ありがとう」ノート」

クロディーヌ・ル・グイック=プリエト=著
坂田雪子=訳
第21回

「私が今日も、泳ぐ理由パラスイマー 一ノ瀬メイ

金治直美=文

「あかりさん、どこへ行くの?」

近藤尚子=作
江頭路子=絵

「レシピにたくした料理人の夢-難病で火を使えない少年-

百瀬しのぶ=文
第22回

「ともだちのときちゃん」

岩瀬成子=作
植田真=絵

「まっすぐな地平線」

森島いずみ=著
はぎのたえこ=絵
第23回

「どこどこ山はどこにある」

おおぎやなぎちか=作
松田奈那子=絵

「いいたいことがあります!」

魚住直子=作
西村ツチカ=絵
第24回

「しあわせなハリネズミ」

藤野恵美=作
小沢さかえ=絵

「夏に降る雪」

あんずゆき=作
佐藤真紀子=絵
第25回

「ココロ屋 つむぎのなやみ」

梨屋アリエ=作
菅野由貴子=絵

「星明かり」

熊谷千世子=作
宮尾和孝=絵
第26回

「ひかる石のおはなし」

小手鞠るい=作
酒井以=絵

「バトン」

中川なをみ=作
大野八生=画
第27回

「ワニのガルド」

おーなり由子=作・絵

「海よ光れ!3・11被災者を励ました学校新聞

田沢五月=文
第28回

「ハブハブブハー」

立川治樹=作
木村いこ=絵

「AIマスクはいかがですか?」

赤羽じゅんこ=作
たんじあきこ=絵
第29回

「ぼくのねこ ポー」

岩瀬成子=作
松成真理子=絵

「たとえリセットされても」

森川成美=作
双森文=絵
第30回

「ふしぎなフーセンガム」

麻生かづこ=作
くすはら順子=絵

「てっぺんの葉っぱ」

おおぎやなぎちか=作
イシヤマアズサ=絵

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