さぴあ 作文コンクール

第22回さぴあ作文コンクール

高学年向け課題図書 まっすぐな地平線|低学年課題図書 ともだちのときちゃん

課題図書

高学年向け課題図書:「まっすぐな地平線」
「高学年抜け課題図書まっすぐな地平線」

高学年向けの課題図書は、『まっすぐな地平線』です。

主人公の悠介は、小学6年生。カメラマンの父親が、出版社勤務の母親とは「考え方や生き方が違う」ことを理由に家を出てしまい、何の予定もない夏休みを持て余しています。

そんなある日、中国からワン・ミンミンという女性が悠介を訪ねてきます。ミンミンは、悠介が3年前、父親の撮影旅行に同行した際に、北京で知り合った女性です。ミンミンは戸惑う悠介をよそに、悠介の家で料理を作り始めるなどして、日本人とは異なる距離の縮め方をします。

次の日、2人は一緒に海に行くことになりますが、まっすぐな性格のミンミンに一日振り回されたためか、悠介は高熱を出してしまいます。そんな悠介をミンミンが看病してくれますが、仕事で忙しい母親は、ろくに様子を見ようとしてくれません。

「かあさんはぼくなんか、いてもいなくてもいいんじゃないか」。そう思った悠介は、ミンミンの次なる目的地、大阪まで一緒についていくことにします。

大阪でもミンミンに振り回された悠介は、それまでため込んでいた思いをついに爆発させてしまいます。けれどそのとき、悠介はミンミンのつらい過去を知るのです。

異なる文化の人同士が交流するとき、そしてたとえ家族であっても考えがすれ違ったとき、どうやって「理解し合う」のか。人との向き合い方を、考えさせてくれる物語です。

森島いずみ=作
はぎのたえこ=絵
偕成社=発行
定価=1,296円(税込)
低学年向け課題図書:「ともだちのときちゃん」
「低学年抜け課題図書ともだちのときちゃん」

低学年向けの課題図書、『ともだちのときちゃん』は、自分とはまったく違う性格の友だちとの交流を描いたお話です。

主人公のさつきは、物知りでしっかりしていて、おしゃべりの大好きな小学2年生の女の子です。一方、友だちのときちゃんは、おしゃべりが得意ではなく、何をするにも時間がかかってしまいます。

さつきは、ときちゃんのお母さんに頼まれて、学校でも学校の外でも、いつもときちゃんのそばにいます。そして、ときちゃんがうまく話せずもじもじしているときは、さつきが代わりにときちゃんの気持ちを周りの人に伝えます。

面倒見の良いさつきですが、時々、のんびり屋のときちゃんを待つのが嫌になってしまうことがあります。そして、「ときちゃんが困っているのかな」と思いながらも、ときちゃんを置いて行ってしまうことがあるのです。「これって、いじわるじゃないよね」と、自分に言い聞かせながら・・・。

でも、ゆったりと行動するときちゃんだからこそ、感じられることや、思いつくことがたくさんあるということに、さつきはだんだん気づいていきます。

最初は「へんなことばっかりかんがえるんだね、ときちゃんて」と、思うさつきでしたが、ときちゃんのことばをきっかけに、さつき自身もまた、身の回りのさまざまなことを考え、感じるようになっていくのです。

岩瀬成子=作
植田 真=絵
フレーベル館=発行
定価=1,188円(税込)

応募要項

  • 学年に関係なく、両方の課題図書に応募しても構いません。
  • 対象学年は、あくまで目安としてお考えください。2冊とも読みやすい内容となっており、全学年の生徒を対象としていますが、わからないことばなどは、保護者の方に聞いたり、あるいは一緒に読んだりしてもよいと思います。
  • 課題図書はサピックス小学部の各校舎で、5月下旬より販売を開始する予定です(在庫がなくなり次第販売終了となります)。
テーマ 課題図書を読んで、感じたこと、考えたこと
字数 B4原稿用紙(400字詰め)2枚程度
参加資格 小学1~6年生
作品の提出方法と締め切り 2018年9月8日(土)までに必要事項を応募受付用紙に記入し、応募作品と一緒に左肩をホチキスで留めて各校舎の受付に提出していただくか、下記の「さぴあ作文コンクール係」まで郵送してください(9月8日消印有効)。
  • ※2作品応募される場合、応募受付用紙はそれぞれに必要となります。
送付先 〒151ー0053
東京都渋谷区代々木1−28−14「さぴあ作文コンクール係」まで
  • ※必ず、氏名・所属・学年・住所・電話番号・課題図書・作文の題名など必要事項を応募受付用紙に記入し、応募作品と一緒に左肩をホチキスで留めて、提出してください。
  • 応募受付用紙・原稿用紙を表示するには無償配布のAdobe Readerが必要になります。
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審査員

サピックス小学部国語科、さぴあ編集部ほか

結果発表

「さぴあ」11月号(予定)誌上および、当ホームページ、校舎掲示ポスターにて掲載いたします。なお、受賞者全員の氏名ならびに優秀作品を掲載いたしますので、あらかじめご了承ください。

賞と賞品

(各作品ごとに)大賞1名、優秀賞3名、さぴあ賞11名
受賞者には賞状および賞品・記念品をご用意しています。また、応募者全員に参加賞を贈呈いたします。

表彰式

2018年11月11日(日)開催予定

保護者の皆さまへ

22回目を迎えた「さぴあ作文コンクール」

「感じてほしい、考えてほしい」をテーマに開催してきました「さぴあ作文コンクール」も、今回で22回目を迎えることができました。これもひとえに皆さまにご理解・ご協力いただいたおかげと心より感謝しております。

このコンクールは子どもたちに読書を通じて、 いろいろなものの見方や考え方に触れ、自分の世界を広げてもらうとともに、感じたことや考えたことを自分のことばで表現する楽しさも味わってもらうことを狙いとして実施しております。また、現実の社会にはさまざまな問題があり、そのなかで苦しんだり傷ついたりしている人たちがいることにも目を向けてほしいという願いもあります。

第1回の課題図書『地雷ではなく花をください』では、対人地雷の問題について考えてもらいました。それ以来、「さぴあ作文コンクール」の課題図書には、紛争や貧困のなかでも、また障害や難病を抱えながらも希望を失わずに強く生きようとする子どもたちの姿を描いた本などを選んでいますが、子どもたちは本の内容や関連する事柄について、自分なりに精いっぱい考えたうえで、いろいろな切り口から自由に作文を書いてくれています。おかげさまで、現在では毎年恒例のイベントとなり、応募作品もたくさん寄せられています。寄せられる作文は、子どもたち一人ひとりが真剣にテーマと向き合い、一生懸命に自分の考えをまとめてくれたことがよく伝わってくる作品ばかりで、審査員一同、驚きとうれしさを覚えつつ読ませていただいています。

今回、22回目の開催をするに当たり、一人でも多くのお子さまに作品を応募していただけるよう、お願い申し上げます。

この「作文コンクール」がお子さまにとって、社会に目を向け、社会とどうかかわっていくのかを考える良いきっかけとなれば幸いです。

SAPIX小学部

さぴあ作文コンクールのあゆみ

「さぴあ作文コンクール」は、今回で22回目を迎えました。これまでの課題図書をご紹介いたします。

これまでの課題図書

第1回 「地雷ではなく花をください」 柳瀬房子=文
葉祥明=絵
第2回

「トットちゃんとトットちゃんたち」

黒柳徹子=著
第3回

「五体不満足」

乙武洋匡=作
第4回

「盲導犬のんのんのかたみ」

志茂田景樹=作
第5回

「いのちのあさがおコウスケくんのおくりもの

綾野まさる=作
松本恭子=画
第6回

「こぞうのパウのものがたり」全3巻

木村裕一=作
あべ弘士=絵
第7回

「電池が切れるまで子ども病院からのメッセージ

すずらんの会=編
第8回

「わたしの体ぜんぶだいすき」「これがぼくらの五体満足」

先天性四肢障害児父母の会=編書
第9回

「山古志村のマリと三匹の子犬」

桑原眞二・大野一興=著
ikko=絵

「震度7新潟県中越地震を忘れない

松岡達英=著・絵
第10回

「子ぎつねヘレンがのこしたもの」

竹田津実=著
第11回

「たからものはランドセルいっしょにすごした12年

野里寿子=作
第12回

現代の偉人伝 誠と勇気伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です」

山口秀範=文
竹中俊裕=絵
第13回

「としょかんライオン」

ミシェル・ヌードセン=作
ケビン・ホークス=絵
福本友美子=訳

「声をなくした紙しばい屋さん」

関朝之=作
吉川聡子=絵
第14回

「ピンクのチビチョーク」

新藤悦子=作
西巻 茅子=絵

「命の教室動物管理センターからのメッセージ

池田まき子=作
第15回

「はじめてのゆうき」

そうまこうへい=作
タムラフキコ=絵

「氷の海を追ってきたクロ」

井上こみち=文 
ミヤハラヨウコ=絵
第16回

「おまじないのてがみ」

赤羽じゅんこ=作
石井勉=絵

「クッキーとコースケ―犬と走る日―

さとうまきこ=作
牧野鈴子=絵
第17回

「かいじゅうの さがしもの」

富安陽子=作
あおきひろえ=絵

「夜明けの落語」

みうらかれん=作
大島妙子=絵

(いのち)のバトン津波(つなみ)を生きぬいた奇跡(きせき)の牛の物語(ものがたり)

堀米薫=文
第18回

「くつかくしたの、だあれ?」

山本悦子=作
大島妙子=絵

「きみの町で」

重松清=著
ミロコマチコ=絵
第19回

「絵本 いのちをいただくみいちゃんがお肉になる日

坂本義喜=原案
内田美智子=作
魚戸おさむとゆかいななかまたち=絵

「コケシちゃん」

佐藤まどか=作
木村いこ=絵
第20回

「勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語

梯 久美子=文

「テオの「ありがとう」ノート」

クロディーヌ・ル・グイック=プリエト=著
坂田 雪子=訳
第21回

「私が今日も、泳ぐ理由パラスイマー 一ノ瀬メイ

金治直美=文

「あかりさん、どこへ行くの?」

近藤尚子=作
江頭路子=絵

「レシピにたくした料理人の夢-難病で火を使えない少年-

百瀬しのぶ=文
第22回

「ともだちのときちゃん」

岩瀬成子=作
植田 真=絵

「まっすぐな地平線」

森島いずみ=作
はぎのたえこ=絵

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0120-3759-50
(日曜・祝日をのぞく)