サピックスカレンダー
サピックスカレンダー 2024年10月
スポーツの日
1964年10月10日、アジアで初のオリンピックとなった東京オリンピックの開会式が、東京・千駄ヶ谷の国立競技場(正式名:国立霞ヶ丘陸上競技場)で行われました。これを記念して、1966年から、この日は「体育の日」として祝日となりました。その後、1998年の祝日法の改正により、ハッピーマンデー制度が導入されたため、2000年からは10月の第2月曜日が「体育の日」となりました。さらに、2018年6月にも祝日法が改正され、2020年から「体育の日」は「スポーツの日」に改められました。なお、2020年は2度目の東京オリンピックが開催される予定だったため、スポーツの日は開会式予定日の7月24日(金)に移動しました。延期になった東京オリンピックが開催された2021年も、スポーツの日は開会式当日の7月23日(金)に移動。2022年からは、本来の10月第2月曜日となっています。
鉄道の日
1872年のこの日、日本で最初の鉄道が開業しました。新橋駅(後の汐留貨物駅、現在は廃止)から横浜駅(現在のJR根岸線・桜木町駅)までの約29kmを53分かけて走行しました。ちなみに車両については、蒸気機関車・客車ともにイギリスから輸入したものを使用しました。
世界食料デー
この日は、世界の食料問題を考える日として、国連が制定した国際デーの一つです。世界中の人々が協力して、「すべての人に食料を」という目標を実現させ、世界に広がる栄養不良、飢餓、極度の貧困を解決していくことを目的としています。日本では10月が「世界食料デー」月間とされ、例年、国際機関やNGO・NPOが協力して、食料問題に関するさまざまなイベントを行っています。
国際連合の日
1945年のこの日、国際連合憲章が発効し、国際連合が正式に発足しました。その主な目的は、「全世界の平和を守る」「各国の間に友好関係をつくり上げる」「貧困などの問題が解決されるように、また人種、性、言語、宗教などによる差別なく、すべての人の権利と自由が尊重されるように、国際的に協力し合う」「各国がこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となる」ことの四つ。発足当初、51か国だった加盟国は、現在は193か国に増えました。
サピックスカレンダー 2024年9月
関西国際空港開港記念日
1994年9月4日午前0時、関西国際空港、通称“関空(かんくう)”が開港しました。騒音公害を避けるため、大阪湾の泉州沖5kmの位置に造られた人工島に建設された関空は、日本で初めて、旅客・航空貨物両方の24時間運用を開始した空港でもあります。今年開港30周年を迎えました。
敬老の日
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」として、1966年に制定された日本の祝日の一つです。1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の主催で開かれた敬老会が発祥だといわれています。もともとは、この敬老会が開かれていた9月15日が敬老の日と定められていましたが、2001年の祝日法の改正により、敬老の日もハッピーマンデー制度の対象になったことから、2003年からは9月の第3月曜日に移行しました。
国際平和デー(世界の停戦と非暴力の日)
「すべての国、すべての人々が共通の理想である平和を願い、それを推進する日」として、中央アメリカ南部のコスタリカの発案によって、1981年に国連総会で制定されました。当初、この日は、国連総会の通常会期の開会日である9月の第3火曜日と定められていましたが、2002年から9月21日に固定されました。また、この年から「世界の停戦と非暴力の日」ともされ、国連はすべての国と人々に対して、この日一日は敵対行為を停止するよう働きかけています。
御嶽山が噴火
2014年9月27日午前11時52分、長野県と岐阜県の県境にある標高3067mの御嶽山(おんたけさん)が、2007年3月以来、7年ぶりに噴火しました。死者・行方不明者が63人という、戦後最悪の火山災害になったのは、紅葉シーズンの週末の昼間であったため、大勢の登山者が山頂付近にいたからです。事前に警報を出せなかった一因としては、噴火様式が「水蒸気噴火」だったことが挙げられます。この噴火は、マグマの熱によって地下水が急激に沸騰して起こるもので、マグマそのものが噴き出すわけではないため規模が小さく、予兆をとらえることができませんでした。